試験@トレス部門
2019.02.04
10月より、鉛筆の持ち方や机に向かう姿勢から始めて3か月。
このたった3か月で生徒の皆さんの線質は、驚くほど変化しました。
一言で表すなら「プロっぽい」線に。あくまで「っぽい」なのはご愛敬です。「プロ」には、まだまだ。
卒業するまではあと7か月あります。この残り時間を有効に使えば、「っぽい」を卒業出来ることでしょう。頑張って!!
上井草アニメスクールでは、各項目終了ごとに、試験を設けています。
これは卒業出来るかどうかについて占う試験ではありません。その項目について、生徒各人がどれほど習得できたかを、数字を以てお伝えするためのものです。
なにしろ一つの項目が終了するとなれば、もう二度とその項目に焦点を当てての講義を受ける機会はありません。授業の内容は先へ進んでしまうのです。だから、終了時点で合格ラインに達していないのであれば、自習によってリカバリーをする必要があります。
現時点の自分がどれほどの力を身につけたのか?充分なのか足りてないのか?また、もし足りてないとすれば、何をどう自習すれば良いのか?
これらを、点数をつけその点数の理由をお伝えすることでフォローするのが、項目ごとのテストの目的です。
☆今回の試験結果☆
平均点:7.8点/10点満点
点数の付き方は、プロ養成所という性質上、正直辛め。
・正確さが足りない、線の歪みがモノの形のゆがみになっている
・その絵が見て側に伝えようとする感情が描けていない
・端的に遅い、プロ仕様のスピードで描けてこそ
・影やパーツなどの抜けが多い
トレスはプロ仕様で絵を描くベースとなるものなので、採点はどうしても減点法となりがちです。
でもその辛めな減点法でプロのアニメーター相手に、よくこれだけの点をもぎ取ったな、とも思います。